アンナ 本当は、私のほうはしばらくつきあってから決めたいと思っていたんですけど(笑)。お互いのことを知るのは結婚してからでもいいのかな、と思わせてくれたところが、彼のすごいところ。

世継 初耳です。(笑)

アンナ 10日間の交際期間の中で、私の固定観念が崩された出来事もありました。出会ってすぐに、よっちゃんが「今、沖縄にいるんだけど、これから来ない?」と誘ってくれた時のこと。私は、えっ、沖縄? 胸は片方ないし、抗がん剤の副作用で髪の毛もないからお泊まりなんてムリ! と思ったんです。

世継 彼女を呼んだ理由はもちろん、下心ではなくて(笑)。僕は脳梗塞の後、沖縄の夕陽を見て心が癒やされて元気になった。今もリハビリの一環として沖縄に月に3回くらい行くようにしているんです。綺麗な海を眺めてると痺れが和らぐのを実感しているから、アンナにもぜひ来てほしいと思って。

アンナ それを聞いてジーンときました。私が胸の再建手術をするのをやめたのも、彼が「そのままでいいんじゃない?」と言ってくれたから。ありのままの私を受け入れてくれるんだと思ったら、気持ちが楽になりました。だからすごく考えた結果、この人と一緒にいたいなという、シンプルな答えが出たんです。

後編につづく

【関連記事】
【後編はこちら】梅宮アンナ×世継恭規「周囲が祝福してくれるから、いわゆる『世間の声』を気にすることはありません。一つだけ不満を言うとすれば…」
梅宮アンナさんが母と『徹子の部屋』に出演。父・梅宮辰夫の遺産相続を語る「〈相続書類地獄〉が終わらない。泣く暇もなく役所や銀行を駆け回り」
梅宮アンナ「梅宮辰夫の〈相続書類地獄〉が終わらない。遺言を準備しなかった父」