斉藤ナミ「男の嫉妬とは。昔の上司は、営業成績が並んだ途端〈若い女だから〉と言った。〈器がおちょこサイズ男〉と命名した」

日本初の女性総裁誕生で

先日、高市早苗さんが自民党総裁に決定し、日本初の女性総裁となった。世界では近年、少しずつ女性の政治指導者が増えてきている。

もしかすると、これからようやく男性の情念だけでなく、女性の内に秘めた野心や情熱も、世界を動かす力となっていくのかもしれない。

とかく人は、いつの時代も、男も女も、時代を動かすようなすごい人も、他人の成功を羨ましいと妬み、自分も愛されたいと願ってやまないのだ。

嫉妬は、性別を超えた人間の普遍的で強力な原動力だ。

そう思うとなんだか「嫉妬」が愛おしく感じられてきて、やっぱり漢字に「女」偏が使われていることも悪くないのかも？　光栄なのかも？　と思えてくるので、いよいよ私は本当に嫉妬マニアなのかもしれない。

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なぜ「嫉妬」という漢字は“女”偏なのか？ 著者・斉藤ナミさんと婦人公論.jp池松潤が日常に潜む「男の嫉妬」を徹底解剖。世界史を動かした嫉妬の正体や、AIに感情を教える「嫉妬AI辞書」まで語り尽くしました。
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