ふくらはぎの筋肉を触ってみる

なお、足首を限界まで動かせているかどうかは、ふくらはぎの筋肉を触ってみればわかります。ここに力が入っていれば、しっかりと動かせている証拠です。

ただし、ここでつま先を伸ばしたままキープしないように要注意。

なぜなら、この状態はこむら返りが起こりやすい姿勢でもあるからです。だからこそ「すぐに(3)へと進む」なのです。

足首の関節を手前に限界まで曲げる
(3) ゆっくりと「5秒」数えながら、足首を手前に起こしていく
(4)つま先を手前側に引き込むイメージで、足首を「限界」まで曲げる
(5) 限界に達したら、すぐに(6)へと進む

1・2・3・4・5……と頭のなかで数えながら、曲げられる限界いっぱいまで、足首をゆっくり手前側に起こしていきましょう。

ふくらはぎの筋肉に力が入っているのを自覚できるはずです。

なお、こちらも足首が曲がった状態をキープしないことが鉄則です。

足首の関節を再び限界まで伸ばす
(6)ゆっくりと「5秒」数えながら、足首を寝かせていく
(7)つま先を伸ばすようなイメージで、足首を「限界」まで寝かせる
(8)以降は、(3)(4)(5)と(6)(7)を交互に3回くり返す(これで1セット)
(9)足を入れ替えて、同様の手順を踏む

足首を寝かせる動きも、起こす動きも、足首を動かす方向が違うだけで要領は変わりません。

(本書より)

 

どちらも同様に「エンドポイント」までしっかり行ってください。

つま先をピンと伸ばす動きも、曲げる動きも、どちらもその状態をキープしないという鉄則も変わりません。

この 「曲げる→伸ばす」 という動作を3回くり返して1セットで、所要時間は片足で30秒程度でしょうか。

両足でも1分前後で終わります。

椅子に座ってストレッチ(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)