《夜中に足がつって目が覚める》《歩いていてピキッと痛みが走る》など、ふくらはぎの激痛「こむら返り」は、いつも突然やってきます。「こむら返りは、血流の悪化とセンサー異常が原因です」と指摘する足専門の整形外科医・北城雅照さんは、【こむら返りリセット法】を考案。積極的に情報を発信し多くのファンから支持されている「ドクターまさてる」こと、北城雅照さんの著書『足の名医がついにたどりついた こむら返りと手足のつりリセット法』より、一部を抜粋して紹介します。
「こむら返りリセット法」を実践!
私が考案した、片足30秒のシンプルなメソッドである「こむら返りリセット法」は、全身の血流をよくすることを目的としています。
「健康のために歩きましょう!」と言われても、なかなか続けられませんよね。でも、場所も時間も問わないこのメソッドならば、片足30秒、両足で1分。
就寝前のルーティンとして習慣にすれば、こむら返りの悩みを解消してくれるだけでなく、ストレッチ効果と相まって、質の高い睡眠をもたらしてくれます。
もちろん、日常的にデスクワーク中やテレビを観ながらなど、空き時間に「ながら」でやっても構いません。
大切なのは、「こむら返りリセット法」を毎日の習慣としていくことです。
ヨガマットを敷く必要も、ダンベルを用意する必要もなし。
基本的に必要なのは、安定した体勢で座れるスペースだけ。
こむら返りが頻繁に起こるということは、足首が柔軟性を失って凝り固まり、それによって血流も悪くなっているということです。
まずは、足首の曲げ伸ばし――すなわち腱紡錘への伸縮刺激によって、血流をよくすることが、こむら返り対策の一丁目一番地となります。