「温める」と「冷やす」、どちらが正解?

よくある疑問が、「温めるべき?冷やすべき?」というものですが、正解は「状況による」です。

「温める」も「冷やす」も、選択を間違えると逆効果となる危険性があります。

まず、こむら返りが治まったあとに痛みが見られない場合は、温めるほうがおすすめです。ぬるめのお湯にゆっくりつかるなどすれば、血流がよくなり、再発防止にもつながるでしょう。

しかし、こむら返りが治まってからも筋肉の痛みや違和感が消えないようなケースは要注意。

こむら返りによって筋肉がダメージを受けている──つまり炎症を起こしているわけですから、それを温めるのは火に油を注ぐようなもの。タオルでくるんだ保冷剤や氷のうを使って、患部をしっかり冷やしましょう。違和感がなくなるまでは、入浴も控えてください。

つまり、こむら返りが起こったときには、何かしらの手を打つことが大切。

しかし、そのやり方を間違えれば、かえって悪化してしまいます。

なかには、「数日間、まともに歩けない」という事態にまで陥るケースも。

こむら返りの痛みを正しく、迅速に治める。

それが、あなたの毎日を痛みの不安から解放し、安心して過ごすためのたしかな一歩になります。