フレイル・サルコペニアの初期症状

令和5年国民健康・栄養調査によると、年齢が高くなればなるほど低栄養傾向は強くなり、85歳以上になると、男女ともに世代人口の2割以上が低栄養傾向にあるという調査結果が明らかになりました。

<『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』より>

フレイルとサルコペニアは相互に関わっており、一度陥ると元に戻るのは困難です。

「疲れやすい」「気力が落ちた」「歩く速度が遅くなった」「立ち上がりにくくなった」「ふくらはぎが細くなった」などがフレイル・サルコペニアの初期症状ですので、思い当たったら早めに栄養状態を見直す必要があります。

<『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』より>
<『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』より>

 

※本稿は、『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(アスコム)の一部を再編集したものです。

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食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(著:関口絢子/アスコム)

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