(1)外観 見る
パンは見た目だけでさまざまなことを語ります。色を見れば、しっかり焼いているのか(色が黒っぽく焦げに近い)、浅く焼くにとどめているのか(色が白っぽい)を知ることができます。赤みがかかっていれば、アミノ酸が豊富に出ていることを示唆します。
ふくらみ方も大事。ボリュームがあれば、ふわふわで軽く食べられ、ボリュームがなければぎゅっと詰まって、噛むのがたいへんかもしれませんが、味は濃いことが予想できます。
(2)触感 触れる
パンを食べるときまず手で持ちますよね。このときも、いろんな情報を感じとれます。
ずっしりなのか軽いのか。このちがいによってふわふわ具合(もしくは、ぎゅっと詰まり具合)がわかります。思いのほかずっしりと感じるときは水分が多い可能性もありますね(しっとりした口溶けいいパンになります)。
持っただけで弾んだり、揺れたりするなら「やわらかっ!」とびっくりしたり。また、「ざらざら」「つるつる」など触感もパンを知る大事な要素です。パンをナイフで切るときの手応えも、クラストの厚さや歯切れがどうなのか語ってくれます。