【3】食習慣と睡眠習慣を改善する
食……イタリア、ギリシャなどの伝統食「地中海食」は、認知症のリスクを引き下げる効果があるとされています。特徴は、「肉より魚を多く摂る」「食用油はオリーブオイルを使用」「豆類・ナッツ類、野菜、果物など植物性食品を多く摂取する」「適量の赤ワインを飲む」こと。
注目すべきは、サバ、イワシなど背の青い魚に多く含まれている「オメガ3(不飽和脂肪酸)」。日常的に摂取することで、記憶力、学習能力の向上が期待できると言われており、オリーブオイルも同様の効果が報告されています。
また、ナッツ類や赤ワインには、脳の神経細胞に悪影響を与える活性酸素を抑える抗酸化成分が豊富です。
睡眠……睡眠時間は7時間がベストですが、それを超えると認知症リスクが高まるので注意が必要です。
さらに、国立長寿医療研究センターによると、75歳以上で、23時以降に寝る人は、21時から23時までの間に寝る人に比べて、認知症になる確率が約2倍高かったそう。
できる限り、22時までに布団に入るようにしましょう。