「朝は時間がないから」と、朝食を抜いたり軽く済ませたりしてはいませんか? 医師の鎌田實先生は、「健康を考えるなら、朝メシこそ栄養バランスのよい食事をとらなければない」と語ります。そこで今回は、そんな鎌田先生の著書『鎌田式 最強のズボラ朝メシ!』から抜粋し、再編集してお届けします。
朝メシはできるだけ簡単にすませたい
着替えをしたり、顔を洗ったり、歯をみがいたり、朝はやることがたくさんあります。朝メシは食べたいけれど、調理に時間がかかる手の込んだメニューはとても無理、という人が多いのではないでしょうか。
朝メシの準備は簡単にすませましょう。冷蔵庫に保存している常備菜なども活用して、調理にかける時間をできるだけ節約するのが、健康的な朝メシを長続きさせるコツです。
朝たん(※)のために、さかなや肉もとりたいですね。でも、さかなを焼いたり、肉を炒めたりするのがめんどうなら、缶詰を積極的に活用しましょう。さかなであればいわし缶やさば缶やツナ缶、豆なら大豆水煮缶やミックスビーンズ缶などを活用、ランチョンミートという豚肉の缶詰もあります。
缶詰を皿にあけて冷たいまま食べるのは味気ないですね。温かくして食べたいなら、電子レンジを使えば簡単です。
電子レンジでチンするのもめんどうであれば、コンビニを利用してもよいのです。その際、おにぎりだけですませるのではなく、たんぱく質を含むおかずも必ずとるようにしてください。コンビニには焼きざかなや煮ざかな、サラダチキンなど調理済みのお惣菜も豊富です。これらを活用して、たん活(※)を心がけましょう。
※朝たん…朝にたんぱく質をとること
※たん活…たんぱく質をとる活動のこと