逆境の時ほど心に響く名作
スカーレットのアシュレーへの恋は、結局はすれ違いのまま終わる。邪魔者だと感じていたメラニーこそ大切だったと思い知り、ようやくスカーレットがレットを求めた時、彼はスカーレットから去っていく…。
しかしまたスカーレットは立ち上がるのだ。「明日のことは、明日考えよう…。そうよ、タラへ帰ろう」
延々4時間見た挙句のハッピーエンドでないラストが、なんともいい。スカーレットのような美女でさえ、愛を思い通りにできない。「だから自分たちも頑張れる」と、思えるではないか!! 逆境の時ほど心に響くこの名作を、日本人の心が弱りきった今こそお勧めしたい。ただし、私自身は自分への戒めも感じた。
「やりすぎ注意。わがままも限度を過ぎると男は去っていく…」
主人はもう少し大切にしなくっちゃ!!


