願望を知るために「役割」を考えよう
ジャーナリングの入門書を調べると、「目標や振り返りを書く」と説明されていることが多いです。けれど、いきなり明確に全てを言葉にするのは、難しく感じる人もいるでしょう。「願望って何?」「どうなりたいの?」と自問自答するのに疲れてしまう人も……。
そこを簡単にするために、まず自分の役割を考えてみましょう。
例えば「母として」「父として」「息子として」「娘として」のような家族に対する役割。「上司として」「部下として」「管理職として」「社長として」「仲介者として」ビジネスでの役割もあります。地域での役割や、グループでの役割、趣味の人間関係があればその中での役割……それぞれの役割に対して、どうなりたいかを考えていくことが大切です。
例えば「どういうお父さん・お母さんでいたいのか、どうなりたいのか」という願望。「どういう上司になりたいか?会社でどういうふうにありたいのか」という願望。希望する状態を、役割別で考えていきましょう。
<例:役割と願望>
●「上司として」: 意見を尊重し、部下が安心して発言できる環境を作る人
●「趣味のグループの仲間として」: いつも楽しく、明るい雰囲気を作れる人
●「自分自身に対して」: 毎日穏やかで、朝スッキリ目覚められる人
場所によって「見せる顔が同じではない」のは当たり前なので、それぞれについての「願望」を考えていきましょう。全てを一緒くたに考えると疲れるので、気を付けて!これがジャーナリングのファーストステップです。
