3ヵ月に及ぶ治療を経ていちばん変わったのは、睡眠です。倒れる前は子育てのストレスをまぎらわすためにお酒を飲み、そのまま寝付けず睡眠時間が削られていました。

不眠気味でも薬にはあまり頼らなかったのですが、入院中に処方してもらった睡眠導入剤でぐっすり眠ることの快適さを知ってからは、無理せず薬の力を借りて眠るようにしています。

ベッドや寝具も、眠りやすさを考えてすべて買い換えました。夜9時には寝室に入ってドアを閉め、本を読んだり動画を見たりしながら眠くなるのを待ちます。家族がノックをしても、近頃は返事もしません。(笑)

息子たちは、母親が手術して帰って来た時にはさすがにピリッとしてましたね。調理スキルが上がっていたのには驚いたし、今も私が忙しい日には自分たちで作ったり、2人で近くの焼肉屋さんに食べに行くなどしてくれます。

家事はいい加減になったというか、以前より完璧を求めなくなりました。たとえばベッドリネンなど自分が快適にしておきたい部分には手をかけるけれど、部屋の隅のゴミは明日片づければいいや、とメリハリをつけることも大事なのかなと。