仕事では相変わらず忙しくしていますが、少し無理をすると不整脈が出てしまうこともあるので、手首につけたスマートウォッチで心拍数と血圧は常にチェック。良くない数値が出たら、迷わず休む、忙しくても寝る。これを心がけることが大切です。

何らかの不調が起きている時、私たちの体は必ず「声」を発します。その声を無視しないでほしい。手術から7年が経った今、昔の自分に伝えたいのは「健康な生活は何より価値がある」ということでしょうか。

私のように更年期や疲れのせいにせず、年齢だから仕方ないと思わず、「具合が悪いんじゃない?」という体の声が聴こえたら、素直に従って病院へ行ってください、と読者の皆さんには、お伝えしたいです。

もし病院はハードルが高いと感じるなら、親しい友だちと誘い合って健診に行くのはどうでしょう。終わった後に美味しいご飯を食べるとか、泊まりがけで温泉に入れる人間ドックのプランもあるというじゃないですか。

私たちフリーランスの翻訳家は座りっぱなしで不健康な人が多いので、みんなで「徹夜はやめよう」「年1回は健診に行こう」と声をかけ合っているんですよ。(笑)

家族のために長年がんばってきた方は、自分の健康を二の次にしがちかもしれません。でも最も大事なのは、あなたが明るく楽しく暮らしていること。自分がいなくなって困るのは、大切な家族なのだということを忘れず、自分を大切に、自分優先で生きていこうじゃないですか。

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