食事の次に大切なのは、やはり運動です。私は最近でこそ、朝は次女に車で送ってもらっていますが、ずっとバス通勤を続けてきました。今も帰りは徒歩とバスです。そのとき、早歩き3分、ゆっくり歩き3分を交互に繰り返すのが私流。

この「インターバル速歩」と呼ばれる歩き方には、生活習慣病や認知症の予防、うつ傾向の改善などさまざまな効果があるんです。もちろん無理に距離を稼ぐ必要はありません。

日光を浴びながら歩けば、精神を安定させるホルモン「セロトニン」も増えますから、ちょっとした散歩や買い物の行き帰りに、できる範囲で取り入れてみることをおすすめします。

簡単にできるツボ押しもご紹介しておきましょう。1つめは、不安な気持ちを落ち着かせる「内関(ないかん)」のツボ。前腕の内側、手首から指3本分(約3センチ)ほど肘寄りの、押すとピリッとした感覚があるところを、「10秒ほど押して離す」を3回繰り返してみてください。

もう1つは、爪もみ。手指の爪のつけ根を、左右両側から押すようにもむだけです。イタ気持ちいいくらいを目安に、指1本につき10秒ほど押していきます。「井穴(せいけつ)」という自律神経を調節するツボがあり、指によってさまざまな効果が期待できるんですよ。