誰のため?
時を同じくして、ニュージャージー州では初の女性民主党知事となるマイキー・シェリル知事が誕生した。バージニア州知事選でも民主党のアビゲイル・スパンバーガーが勝利を収めた。共和党政権に対するNOの声が高まっていると言える。
とは言え、だ。一時的ながら『ジミー・キンメル・ライブ!』が放送停止に追い込まれた話など、もう誰もしていない。政府からの批判のあとにABCの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーがすぐさま停止を決定したのは、ABC系列局を保有するネクスターが放送中止を決定した直後だった。ネクスターは競合するテグナの買収を目論んでおり、それを承認するのが連邦通信委員会(FCC)だからとも言われていた。ここで気に入られておかないと、儲けが減るから即時停止を決めたのだと。
復帰後の放送で、ジミー・キンメルは謝罪の言葉とともに、番組停止は何百人ものスタッフの仕事を奪う行為だと抗議した。
結局、市民のためでも言論の自由のためでもなく、大資本が拡張するために政治が利用されている。たまったものではない。ニューヨーク市長選挙も細かく見ていくと、富裕層が住むアッパーイーストとミッドタウンでは対抗馬のクオモが優勢だった。
私がアメリカ政治に興味を持つのは、日本の未来に多大なる影響があるからにほかならない。日本の経済力が弱まっているいま、強権的な相手と対等な立場で付き合うことなどできないのは、先のトランプ大統領の来日で痛いほどわかっただろう。
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きのうまでの「普通」を急にアップデートするのは難しいし、ポンコツなわれわれはどうしたって失敗もする。変わらぬ偏見にゲンナリすることも、無力感にさいなまれる夜もあるけれど、「まあ、いいか」と思える強さも身についた。明日の私に勇気をくれる、ごほうびエッセイ。






