過去との決別が重要に

でも、どうしても変えられない言動の原因が生い立ちの中にある場合もあります。

親との関係の中で作られた態度や言動がパートナーを傷つけているのであれば、まさに今、そしてこれからを共に生きてゆくパートナーの為に、相手を傷つけない自分に変わって行く必要があるのです。生い立ちの中での傷つきが現在の自分の言動に大きな影響を与えている場合は、ここでも過去との決別が重要になって来ます。

時には、親との関係の整理も必要です。関係を断つという事ではなく、現在のパートナー、そして子どもという家族を大切にするために、過去に引きずられないという事です。子ども時代のトラウマの克服も重要なテーマです。

まずは自分が変わり、そして夫婦、家族が幸せになってゆく。そう心を決められたら、カウンセリングは必ずうまく行くと言ってよいでしょう。

※本稿は、『夫婦はなぜ壊れるのか カウンセリングの現場で見た絶望と変化』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
江原啓之「娘が夫に浮気され、孫を連れて戻ってきた。夫婦で話し合うよう促すべき?わが子を案じるあまり、感情移入しすぎないように」【2025年上半期ベスト】
「久しぶり!」の連絡にはご用心。だいたい良からぬ勧誘か…大事にしたほうがいいのは同じ目線の友情。旧知でつながるコミュニティーの人員を増やす予定はなくて…
斉藤ナミ「不倫バッシングは正義?それとも嫉妬?〈他人の不幸は蜜の味〉は、脳の仕組みでもあるという」

夫婦はなぜ壊れるのか カウンセリングの現場で見た絶望と変化』(著:山脇由貴子/幻冬舎)

夫も妻も、なぜ、みすみす関係を悪化させるような言動をとってしまうのか。

実はそこには夫婦それぞれが育ってきた家庭環境が影響している。

関心を示されなかった、監視が厳しかった、自分だけ愛されなかった……幼少期の満たされなさを、今のパートナーで補おうとするのだ。