70代、80代のリアリティを込めた
2026年1月9日に公開される、俺の初監督映画『五十年目の俺たちの旅』では、自分らしさを求めて心のままに生きてきたカースケたちの70代、80代の姿を描きました。俺自身が74歳だから、彼らならどんなふうに生きるのかなと照らし合わせたんです。
「自分の人生の最後に本当にやりたいことは何なのか」。それを見つめることができたように思います。
人生の分かれ道を選択して、その結果生まれる悲劇もある。こんなことを望んでいたわけじゃない。でも選んだのは自分――。そういったところに、生きていく切なさがある。連ドラから最新映画まで、シリーズ全体に通底するのは、やはりこの「切なさ」です。
撮影現場で、久しぶりに80代の秋野さん、70代の健ちゃんと顔を合わせたとたんに、一気にあの時間に戻れました。何も変わらないと思う一方、肉体的にはもう昔みたいにハリのある声が出せないとか、いろいろあって。