ポリフェノールの効果
とくに注目すべきは、ポリフェノールの含有量。ポリフェノールとは、植物に含まれる天然の成分で、苦味や渋味のもとになる物質です。もともとポリフェノールの健康作用としては、活性酸素を除去する抗酸化力が高いことが知られています。
しかも、ポリフェノールは、抗糖化作用にも優れていることが私たちの研究によって明らかになりました。抗糖化作用とは、体内で糖とタンパク質が結びついて老化を促進するAGEs(終末糖化産物)が生成されるのを防ぐ働きのこと。ポリフェノールが豊富な野菜や果物を食べることで、万病のもとになるAGEsの生成を防ぐことができるのです。
さらに、食品中に含まれるAGEsは野菜などに含まれる不溶性食物繊維の一つであるセルロースに吸着することもわかりました。焼肉と野菜を一緒に食べれば、食品中のAGEsが体に吸収されるのも防げることになります。
一方、しゃぶしゃぶも大切なことは同じ。肉と一緒に野菜もしっかり食べること。しゃぶしゃぶで使う、春菊、水菜、キノコ類にもポリフェノールが豊富です。
なお、ポリフェノールはわかっているだけでも8000種類以上あります。それぞれ、抗糖化作用・抗酸化作用の他にも特有の健康作用があります。主なものを紹介します。多くのポリフェノールは水に溶け出る性質を持ちます。
<『最新科学でわかった 老けない食べ方の新常識: 糖化博士が教える若返り46のコツ』より>
