英語ができなくても海外旅はできる?

「海外によく行っているなら、英語は話せますよね?」と、よく聞かれます。答えはNO。なんと、中学校で習った文法すらも覚えていないくらいのレベルです。よくそれで海外に行くよね? とあきれられるのですが……。

最初は私も不安で仕方ありませんでした。何が不安って、一番に入国審査で、質問の意味がわからなかったり、答えを間違えて入国できなかったりすることです。あとは行けばなんとかなるかもしれないけれど、最初の関門で帰国することになってしまったら、悲しすぎる上に恥ずかしい!

不安に駆られた私は、短期間でもいいから英会話を習って、入国の際の受け答えだけはマスターしよう、と決意しました。ところが、ちょっとお高めの英会話スクールに行ってみたものの、仕事でバリバリ英語を使う人が通うスクールだったので1週間ほどで挫折。しょうがないので、旅の英会話に特化した本を買って読んでみたり、Duolingoという英会話アプリをダウンロードして時間があるときにやってみたり。もうぶっつけ本番しかないという状況でした。とほほ。

そして迎えた、ニューヨーク初旅。ジョン・F・ケネディ空港での入国審査は緊張でガチガチになりながら、もうこうなったら笑顔だ! と「ハ、ハロー」とひきつりながら挨拶してみました。それがよかったのか何なのか? なんと! ひとことも質問されることなく、スルッと通過できてしまったのです。ただのラッキーだけど、こんなこともあるんですね。

やった! 入れた!! という喜びもつかの間、今度はUberの乗り場がわかりません。Googleマップで位置を確認しても、なぜかそこはただの駐車場。困り果てた私は、思い切って近くにいた制服の方に「えくすきゅーずみー? うぇあいずうーばー?」とスマホの画面を見せながら聞いてみました。ドッキドキ!

すると「このエレベータで2階だよ」と指をさして教えてくれました。これぐらいなら外国人が言っていることも理解できる!! 超カンタンな会話だけど、初めて言葉が通じたときの喜びたるや。「身ぶり手ぶりで伝えようとすれば伝わるんだ」とわかったことは、大きな安心になりました。