100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第116回は「マックスパパの特等席」です。
「‥‥‥あれ?私、すごいところにいるんじゃない?」
毎日緊張している稽古場で、ふと我に返りました。
歴代のトート閣下、エリザベートも、フランツも、ルキーニも勢揃い。
冷静に考えたら、緊張しない方がおかしい状況です。
そして、じわじわと実感が湧いてきます。
「……やっぱり、すごいわ、ここ」
