あいさつで印象は180度変わる

あいさつはすべてのはじまり。これは、誰もが知っていることです。動物でもお互いのニオイを嗅ぎ合って、存在をまず確かめています。人間も同様、あいさつをすることで、今目の前に「あなた」がいること、「わたし」がいることを認識していますよ、という気持ちを、あいさつで表現しています。

人間が一番されてツラいのは無視をされることです。

『ふるまいひとつで仕事も人生もうまくいく 気づかいの神さま』(著:香山万由理/PHP研究所)

目の前に確かに存在しているのに、無視をされたら、存在そのものが否定されたかのように感じます。お店に入ったのに、「いらっしゃいませ」のひと言がなかっただけで、不快感を覚える人が多いのは、自分の存在を無視された、または認識していても軽んじられたような気分になるためです。

あいさつには、「相手の心を開き、相手の心に近づく」という目的があります。

人間を含めた動物には、防衛本能があるため、まずあいさつをすることで相手に近づき、危険かどうか、危害を加えてくる可能性がないか無意識に確認しています。

学校や会社で「気持ちの良いあいさつをしよう」「大きな声であいさつをしよう」と何度も言われすぎて、とりあえずあいさつすればいいんでしょ? と思っている人がいるかもしれません。

あいさつをしないよりは良いですが、とりあえずあいさつするだけでは、相手の心を開くことも、相手の心に近づくこともできません。あいさつは、ただすればいいのではなく、気持ちよくあいさつすることが大切です。