83歳の保健学博士・石田良恵先生は、健康教室の講師の仕事や地方出張などを積極的にこなされています。そんな石田先生が、シニアの健康のためにおすすめするのが、誰でも気軽に取り組める「ボケない散歩」です。そこで今回は、石田先生の著書『ボケない散歩 83歳、健康を研究する教授の習慣』から抜粋し、再編集してお届けします。
ボケる散歩、ボケない散歩
猫背や“ペタペタ歩き”になっていませんか?
背伸びや大股歩きで脳を刺激しましょう。
背伸びや大股歩きで脳を刺激しましょう。
「歩き方を意識しよう」と言われると、少しめんどうくさいと思うかもしれません。でも、「頭をすっきり保ちたい」「いつまでも自分らしく過ごしたい」と思っているなら、“ボケない散歩”のほうがいいですよね。ボーッと歩いてしまうと、散歩から得られる刺激や気づきが減って、脳の活性化効果が減ってしまいます。
足底筋群を意識しながら、五感を働かせて、地面をしっかり蹴って歩くことがボケない散歩なら、ボーッと「ペタペタ歩き」をするのは“ボケる散歩”と言えるでしょう。ペタペタ歩きは、足の裏全体がペタッと地面にくっつくような歩き方です。足底筋群をうまく使えていないと、ペタペタ歩きになりがちです。
<『ボケない散歩 83歳、健康を研究する教授の習慣』より>
歩きにくい靴を履いているのも、原因です。
それから、ペタペタ歩きの方に共通しているのは、猫背になっていること。みなさん、視線が下を向いて、道路をじっと見て歩いています。これでは視覚から入る情報が極端に減ってしまいます。
五感の中でも、視覚から得られる情報量は膨大です。脳が受け取る情報の約8割は、視覚が占めていると言われるほど。だから、視線が下に向いたままだと、脳が受け取る情報が乏しくなり、脳への刺激が減ってしまいますね。なんともったいないことでしょう。