ライター・しろぼしマーサさんは、企業向けの業界新聞社で記者として38年間勤務しながら家族の看護・介護を務めてきました。その辛い時期、心の支えになったのが大相撲観戦だったと言います。家族を見送った今、70代一人暮らしの日々を綴ります。
スマホの地図アプリを見せて、通行人に道を教わる
私は方向音痴のために、目的地にすんなりと到達できず、人生の貴重な時間を無駄にしてきた。方向音痴を治すために、それに関する書籍を読み、地図をたびたび眺め、空撮の写真まで見てきたが、いまだに治っていない。
待ち合わせをする時は、迷う時間も計算に入れて、目的地に到着するようにしてきた。企業が相手の業界新聞社の記者をクビにならずに長年続けられたのは、この方法をとってきたからである。道に迷わず、早めに着いたら、約束の時間までビルのロビーにいたり、ビルの回りだけをうろついていた。
現在は、スマホの地図アプリで道順が分かり大丈夫だと思ったら大まちがい。自分のスマホの画面の地図を見せて、道行く人に教えてもらっているのが情けない。
2月7日の夜更けに、東京郊外の私の家の周りに5センチほど雪が積もり、過去の数えきれない方向音痴体験の中で、戻るべきか?進むべきか?と迷った雪原での危機を思い出した。
