『THE MANZAI』が終了を迎え…

1980年代当時のザ・ぼんち
1980年代の漫才ブーム当時のザ・ぼんち(写真提供:吉本興業)

でもしょせんブームはブーム。ブレイクして3年たった頃、ザ・ぼんちの人気に陰りが見え始めました。

東京で仕事をしていると、よくわかるんです。お客さんの反応で「自分たちの勢いがなくなってきてるな」って。ところが大阪だとまだ持っとるんですよね。地方に行けば行くほどまだ大丈夫だけども、花の東京のど真ん中はえらいもんで「まあ、ぼつぼつやな」という空気がはっきりと伝わってくるんです。絶対口に出せませんでしたけど、毎日怖かったです。

当時はいろんな番組がありましたけど、まず『THE MANZAI』が1982年に打ち切りになりました。その数ヵ月後に『笑ってる場合ですよ!』が終わって、最後に残ったのは『オレたちひょうきん族』。ひょうきん族はコンビの力というより個々のキャラクターが前面に出るバラエティ。相方のおさむは出演していましたが、僕にはまったく縁のない番組でした。

おさむはその後、人気ドラマシリーズ『はぐれ刑事純情派』に出演して、2003年まで刑事役をこなしました。一方の僕はというと、自分の進む道をなかなか見つけられずにいました。