家族も他人も、付き合い方は同じ
家族同士の関わり方は、互いを一人の人間として尊重し、過度に踏み込まない「腹六分」が基本です。これは他人との関係にもそのまま当てはまります。
家族にも他人にも、ほどよい距離感を保って接すること――これができていないと、外で起きたトラブルを家に持ち帰り、家でも揉めごとが発生し……と、家中が落ち着かなくなってしまいます。結果、家運が衰退へ向かいかねません。
もちろん、人によっては外でも家でも揉めて、それを“イベント”として楽しめるタイプもいるでしょう。
たとえば、メロンの切り方一つで家族がケンカになり、「こんな家、もう出て行く!」と誰かが飛び出しそうになり、「お兄ちゃん、待ってよ」と妹が引き止める――まるで映画『男はつらいよ』のようなドタバタを面白がれる人も、世の中にはいるはずです。
むしろ、「なんだか腹が立つ!」と衝動的にケンカしてしまうよりも、「ストレス発散としての小競り合いなんだ」とわかっているケンカのほうが、ある意味では理性的です。自覚があるぶん、どこかで引き返すこともできるでしょう。