ひとりでいてもひとりじゃない。一緒にいても一緒じゃない

一方で、「一緒にいても一緒じゃない」と感じる相手も、人生にはいます。

同じ部屋にいて、同じテレビを見て、同じごはんを食べていても、心の方向がぜんぜん違っていたら、あれはあれで、けっこう孤独よね。

そう思うと、「孤独は嫌いなのに、ひとりは好き」という、ちょっとややこしい気持ちも理解できる気がするわ。

田村セツコ
セツコさん「一緒にいても一緒じゃないと感じる相手も、人生にはいます」(撮影:本社・武田裕介)

わたしが以前出した本につけそうになったタイトルは、『ひとりでいてもひとりじゃない。一緒にいても一緒じゃない』という、ずるずる長くて、どこかおしゃれで、ちょっといびつなもの。

編集さんに見せたら、きっと頭を抱えられたでしょうね(笑)。

でも、そういう長いタイトルって、人生そのものみたいで、わたしは嫌いじゃないんです。