家族のためをやめてみる、自分のために生きてみる
そうやって自分の「ひとり」を楽しむ生き方は、もちろんマイペースよ。けれど、それは決して、誰かをないがしろにする生活とは違うの。
家族と暮らしている人だって、パートナーがいる人だって、お互いに譲り合ったり、義務的なことをきちんとやったりしながら暮らしているわよね。
ごはんを作ったり、洗濯をしたり、病院に付き添ったり。
そういう「家族のため」「パートナーのため」にすることを、一回サボって、何もしないでゴロゴロしているときのあの幸福感!
あの瞬間こそ、「黄金の右手をこっそり休ませている時間」だと思うのよ。
右手が働き者だからこそ、ときどき床に寝転がしちゃって、「今日はもう起き上がれません」といいたくなるわ。
その気持ちも、ちょっとした贅沢ってことね。
※本稿は、『最後までひとり暮らし』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。
『最後までひとり暮らし』(著:田村セツコ/明日香出版社)
88歳、現役イラストレーター、田村セツコさんのひとり暮らしを楽しむ習慣!
88歳、いまもひとり暮らしを元気に楽しんでいる田村セツコさんの料理、食べ物、体の動かし方、何気ない口癖まで、80代、高齢のひとり暮らしをもっと楽しむための習慣が満載の一冊。





