「心を開いて自分のことを話すと、お客さまも僕をあたたかく受け入れてくださる。何十回と公演を重ねるなかで、「ああ、自分の思いはちゃんと伝わるんだな」と、感じています」(撮影=浦田大作)
声優の牧野由依さんとの結婚が報じられた歌手の三浦祐太朗さん。昨年は、47都道府県でライブを行い、母・山口百恵さんの歌のカバー4曲を収録したニューアルバムを発表。アルバムリリース時に聞いた、歌手を目指したきっかけ、そして歌にかける思いとは。(構成=福永妙子 撮影=浦田大作)

「僕はこういう人間です」とライブではまず自己紹介を

すべての都道府県をまわるというのは初めての経験ですが、地域によってお客さんの反応が違うのは面白いですね。静かに聴いてくださる会場もあれば、1曲目からお祭り騒ぎのように盛り上がるところもあって。

お客さまは、若い方から年配の方までさまざまで、母のファンだったという方も多い。つまり、僕を初めて見る、僕のことをまったく知らない、という方々がけっこういらっしゃるわけです。

だからライブでは、「僕はこういう人間です」とまず自己紹介をします。「歌をうたっています」「ラジオ番組のパーソナリティをしています」「最近はテレビにも出演しています」「母の歌をカバーさせてもらっています」「僕の今の気持ちは」……。

そんなふうに、心を開いて自分のことを話すと、お客さまも僕をあたたかく受け入れてくださる。何十回と公演を重ねるなかで、「ああ、自分の思いはちゃんと伝わるんだな」と、感じています。

ライブでのこうした経験もあって、 どちらかというと自分をさらけ出すことが苦手だった僕も、少しずつ気持ちがオープンになってきているな、という自覚があります。

たとえばプライベートに関していえば、以前は大勢のなかにいるのがあまり好きではなく、飲み会や食事会に誘われても断ることがよくありました。でも今は仮病を使うこともなくなり(笑)、積極的にそういう場に出かけようという気持ちになっています。