落語家は“気”の商売。合わなければ逃げちゃえ
落語は“気”の商売です。その日その日のお客さんが陽気か暗いかもあるし、寄席の流れもあります。
わたしはお客さんを“塊”としてとらえます。重い、軽いで判断して、「今日のお客さんは重い(笑わない)」と思ったら、笑ってもらえるようにサゲ(オチ)の工夫をして、全体の空気をやわらげます。
お客をこちらから選ぶことはできないので、どんな“塊”のお客がきても、あらゆる手を使って、ウケルようにするのがプロの噺家です。
でも落語家同士はライバルですからどうでしょうか? さいわい、『笑点』メンバーとはつきあいも長いし、気が合っていて楽しかった。和気あいあいとした雰囲気は、みんなの気が合っていたからこそだったんです。
わたしは仲間の誰とでも仲良くできるんですが、もちろん、人間ですから苦手な人はいます。そういう人とはうまく間が保てないので、その人から逃げてしまうことも。
人間関係をよくしたかったら、できるだけ気が合う人とつきあう。嫌だなと思う人とは距離を置くのが正解なんじゃないですかね。
※本稿は、『88歳! 元気な秘訣、教えます 人生は夕方からが美しい』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
『88歳! 元気な秘訣、教えます 人生は夕方からが美しい』(著:林家木久扇/PHP研究所)
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