一度片づければもう元には戻らない

あらかたものが減れば、あとは使いやすいようにしまっていくだけ。一度使いやすく収納するとその生活が快適になり、ものが増えにくくなる。ものの少ない暮らしやすさを実感すると、リバウンドの心配はぐっと減ります。父も、片づいた部屋をキープしながら、快適に過ごしているようです。

すっきりとした家で暮らす父を見ると、実家の片づけをしてよかったと今は思います。父とはこれまであまり会話がありませんでしたが、片づけを通して話をする機会が増えました。

そして自分の老後についても、今のうちに処分しておくべきものや、適切なものの量、処分の方法など、学びがたくさんありました。私の娘には片づけの苦労をさせなくて済む。これも大きな収穫だったと思います。

 

4ステップ coyuki流片づけの極意

【ステップ1】出す

ものをすべて空き部屋など別の場所に移し、部屋を空っぽにする。場所がない場合は、引き出しや棚から徐々に。まずはものの全体量を把握して

 

【ステップ2】分ける

4つのステップのなかでも大変な「分ける」作業。まず「いる?いらない?」と持ち主が判断し、ざっくりと分ける。迷うものはいったん「迷い箱」に入れ、後日改めて考えることに

【ステップ3】処分する

「売る」「捨てる」のほかに、喜んで使ってくれる人に「譲る」というカテゴリーを作ることに。これにより、ものを捨てる罪悪感から救われる

 

【ステップ4】しまう

しまうときに使う収納は買い足さずに、あるものを再利用。毎日使うもの、ときどきしか使わないけれど必要なもののみを収納していく。整った部屋で暮らしてみると「ものが少ないとこんなにラク」ということを実感できる