慢性気管支炎の主な原因は「加齢」

年齢を重ねると体のあちこちに不調が表れ、不安に感じることが増えますよね。相談者さんの場合は、しつこい痰に悩まされていらっしゃる。喉や口の奥にずっと痰が溜まっている状態は実に不快です。イライラして憂鬱な気分になるのもよくわかります。

内科で「気管支炎と診断された」とのことですが、実は気管支炎には2種類あるのです。ひとつは、風邪などのウイルス感染によって強い咳や痰がからむ急性気管支炎。通常、数日から数週間で症状は治まります。

もうひとつは慢性気管支炎。こちらは気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、1年のうち3ヵ月以上にわたって咳や痰の症状が持続する病気です。痰の排出を促す薬がよく処方されます。実際に診察したわけではないので断定はできませんが、相談者さんのケースは、おそらく慢性気管支炎でしょう。

慢性気管支炎は、喫煙や大気汚染、アレルギー体質、副鼻腔炎などが主な原因とされていますので、もし煙草を吸っているのであれば、すぐにやめること。とくに思い当たる節がなければ、シニア層の場合は「加齢」が主な原因だと考えられます。

年齢を重ねると口腔内の粘膜のバリア機能が衰えるので、些細な刺激で炎症が起こりがち。それまでは痰を自然と押し出してくれていた喉の繊毛の働きも鈍くなり、痰が喉や口の奥にとどまってしまうのです。