年相応のときめきが、前頭葉の「栄養」になる

年齢を重ねると、「もうおしゃれはいい」「いまさら見た目を気にしても」と、自分から“男”や“女”であることを降りてしまう人がいます。

だが、見た目を変えるだけでも、アンチエイジング効果ばつぐんなのです。

(写真提供:Photo AC)

アンチエイジングの本質は、「脳の前頭葉を若く保つこと」。そして前頭葉は“ときめき”や“変化”によって強く刺激されます。

「今日は何を着ようか?」「この色は似合うかな?」「少し印象を変えてみようか」と考える行為そのものが、前頭葉を使うアウトプットなのです。

実際、知人の男性は、退職後に外出が減り、服装にも無頓着になっていました。

しかし、娘に勧められ、思い切ってこれまで着たことのない明るめのジャケットを購入。最初は「若づくりに見えないか」と気にしていましたが、着て外出すると、友人から「雰囲気が変わったね」と大好評でした。それ以来、靴や髪型にも気を配るようになり、表情にも如実にハリが出てきています。

見た目を整えると、人は自然と背筋が伸びる。背筋が伸びると呼吸が深くなり、気分も上向きになる。これは心理学的にも知られている効果です。

脳が「もう異性として見られる必要はない」「どうせ誰も見ていない」とあきらめた瞬間、前頭葉の活動は低下します。逆に、「まだまだ素敵でいたい」「若々しくいたい」と思う気持ちは、強力な脳への刺激になるのです。