(撮影:西尾豊司〈Rongress Inc.〉/画像提供:『育つ、育てる。対話力 話し下手が強みになるニクヨ式会話術』KADOKAWA)

 

また、本当に忙しいのかはよくわかりませんが、昨今はみんな忙しそうにしています。親も忙しそうだったし、姉も忙しそうだったし、話し合う友達もいなかったので、私は小さい頃から一人で「もう一人の自分」と一緒に考えていました。それが後の「対談おばさん」への大きな武器になるとは当時はわかりませんでした。

一方で最近はChatGPTやGeminiなどの対話型生成AIを使って、対話をしながら、咀嚼して、消化しようという動きもあります。やってもいいと思いますが、あまりおススメできません。

時間がない時などはともかく、特に小さい時、若い時は自分と対話しながら、自分の中にすでにある経験したことと、今目の前で起こったことを結びつけながら、自分の中で「ああでもない」「こうでもない」と反芻し、噛み砕きながら、消化をすることが大切だと私は思っています。

なぜなら、自分の中にある点と今起こったことでわかった点が結びついて線になったり、線が面になったりする化学変化は一人で考えないとできないからです。