「ようし、じゃあ揃ったから始めようか。最初の一杯は?」
「カシスオレンジ」とソニック。
「日本酒!」とミクニ。
「全然揃わないねえ。まあ私はビール。アオくんは」
「えーっと、烏龍茶で」
三人の視線が一斉に集まる。
「大丈夫? 調子悪いの?」
モリシーが言う。決してアルハラというわけではなく、いつもはハイボールを飲むので、純粋に気遣ってもらっているのだろう。
「ああ、大丈夫ですよ。今日はゆっくりエンジンを温めようと思っただけですから」
「年取ると、そういう日もあるよなあ。分かるぞぉ」
またしても、モリシーは年齢がバレそうな発言をする。
(つづく)
