唐揚げの油を烏龍茶で流してから、青峰は口を開いた。

「……自分は十五時間ぐらいですかね。国一つ分で。全NPCに話しかけてたら追っつかなくて」

 NPCとはプレイヤーが直接操作しないキャラクターのことを指す。要するに村人などだ。

 モリシーの目が、不思議そうに瞬いた。

「私とあんまり変わらないね。アオくんも有給取ったって言ってなかったっけ」

「自分は特装版目当てで配送待ってたんですよ。その後も、家の用事とかあって、プレイ時間自体はそれなりだったかも」

 青峰はミクニの方を向いた。

「でも、さすがの面白さですよね!」

「分かる~今回すごいよね」