「それにしても、あえて言及を避けた感じがあるね」

 モリシーの口元には、ニヤニヤした笑みが張り付いていた。

「何がですか?」

「最初に攻略した国だよ! 一番興味あるところだもんね。みんながあえて伏せたのも分かる」

 どこから進めてもいいオープンワールドゲームだからこそ、最初の選択には各々のプレイスタイルが反映される。

 青峰は真っ先に口を開いた。

「俺はトビウオの村でした」

 つまり、水。

「あたしはダルマの里~」

 つまり、火。

「お。ちなみに私はツチノコだ」

 つまり、土。

 ソニックに三人の視線が集まる。彼はごくりと唐揚げを飲み込んでから、目をぱちぱちと瞬いた。

「……オオタカ、ッス」

 要するに、空の国のことだ。

(つづく)