三人の目が一斉に青峰を向いた。

 青峰は思わずむせる。

「お、俺?」

「そうです」

「あの、俺、何か言ったっけ」

「言ったでしょう!」

 青峰の額に汗が浮いた。本当に、なんのことだか分からなかったのだ。自分は何かまずい発言をしただろうかと、必死で頭を巡らせる。

「……か、『回送シーンの時に飲み物取りに行っちゃって』」

「違う、その前です!」

「おいおい昔の映画じゃないんだから」

 モリシーが苦笑する。

「『えーっと、烏龍茶で』」

「戻りすぎだ!」

「ベタベタすぎてウケる」

「『変化の杖だよ。あれを早く使ってみたくて』」

 するとソニックがこれまたベタに、パチンと指を鳴らして、「それッス!」と叫ぶ。