「その二本目って……」
「分かりませんか、ミクニさん。それこそが犯人の使っている杖ですよ」
「いや、犯人って……」
青峰は取りなすようにツッコむが、もう誰もソニックの勢いを止められなかった。
「犯人、ッスよ。この何者かは、メグル姫の姿を騙ってカケルの旅路を誘導しているってわけッス。崖の上で消えたのも、変化の杖の力と考えれば説明がつくじゃないスか。ダルマ族の肌は岩そっくりです。ダルマ族に素早く変身し、岩に擬態していたと考えれば……」
「参ったな。筋が通っている」
モリシーは両手を広げ、全面降伏のポーズ。
青峰は与えられた情報を咀嚼しながら、聞いた。
「変化の杖がツチノコの町に二本あったとして……その後の動きは?」
「一つはトビウオの村に。そしてもう一つは、オオタカの集落の傍にある碑に記録があるッス」
「えー、碑とかまで読んでるの?」
ミクニの言葉に、ソニックはもはや突っ込まない。
