母の言葉が心に静かに入ってきた
パートナーとの関係にしても親子関係にしても、向き合い方や愛し方が驚くほど変わりました。母とはもともと、微妙な関係の時期もあったのです。
「ガイジン」と呼ばれ自分の居場所が見つからなかった子ども時代、私がみんなと違うのはアメリカ人である母のせいだと思い、気がつけば母を嫌いになっていました。
そんな母が70代後半になり、本当の自分と向き合う作業を始めたのです。私と同じタイミングだったこともあり、2人で昔を振り返ることになって。
あの当時、徳島で一緒に生き抜いてきた母娘が、今、向き合って話をすることで、お互いの心の傷がすぅっと癒えていく感じ。何より母の言葉が、心に静かに入ってきたことに驚きました。
今までは何か助言をもらっても、受け入れられなかったんです。私が変わったことで母も変化したのか、相乗効果なのかわかりませんが……。
母自身も、誰も知り合いのいない日本の、さらに徳島の小さな町で、頼る人もおらず、傷ついたり、つらい経験をたくさんしたと思う……このことを話すと、いつも涙が出ちゃうんです。ごめんなさいね。(と涙を拭いながら)