若者の良い面を素直に受け取り、味わう
また、私は英語教師を目指す学生の授業も担当しています。そこで英語に自然に親しんでもらうため、授業の出席確認をとる際に自分の好きな英語の歌を紹介してもらうことにしました。
学生たちが紹介する曲は、テイラー・スウィフトなど比較的新しいものが中心ですが、たまにイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』やビリー・ジョエル、マイケル・ジャクソンが出てくると、もう懐メロ扱いです。カーペンターズやビートルズとなれば、ほとんど古典の領域に入ります。
こうして、若い人がいまどんな洋楽を受け入れているのかを自然と学ぶことができますし、新しい曲を繰り返し聴いているうちに耳も慣れてくるのです。
ただし注意したいのは、若い人に迎合しすぎることです。
私はすぐに若い人の流れに合わせてしまう性格なので、時に学生よりもくわしくなり、驚かれてしまうことがあります。行きすぎると「気持ち悪い」と思われかねませんから、適度にとりいれるのが望ましいでしょう。
※本稿は、『長老力 老害と呼ばれない人になる!』(山と溪谷社)の一部を再編集したものです。
『長老力 老害と呼ばれない人になる!』(著:齋藤孝/山と溪谷社)
「長老力」とは、年齢を重ねたことで得た知恵や経験、洞察力を生かして周囲に貢献する力。
「長老力」と「老害」の決定的な違いは「謙虚さ」と「他者への配慮」である。
長老力を発揮し、老害とならないための方法を古今東西の具体例をまじえながら、わかりやすく解説。





