捨松は異質な存在
<捨松は、鹿鳴館に集う上流階級の女性たちの中心人物。鹿鳴館でダンスをする時にまとっているのはバッスルドレスと言われる腰の後ろ側にボリュームのあるドレスだ。鹿鳴館の婦人たちと炊き出しを行った時には青いデイドレスが上品な印象だった。劇中ではまだ着物姿の登場人物が多く、ドレス姿の捨松の華やかな存在感が際立っている>
海外での生活が長い捨松は、当時の日本社会では異質な存在だということは意識しました。カリスマ性のある人物ですが、演技で意識していることは特になくて。捨松は素敵なドレスを着ているので、それだけでぱっと目を引く。衣装に助けられている部分も大きいです。ボリュームがあるドレスだから着るのに時間がかかりますが、手袋や帽子、グローブまで一式身に付けると、気が引き締まります。
捨松には英語のセリフが多いので、英語監修の先生とオンラインや対面でレッスンをしてきました。現場に入って、動きがつくとまた、その場で英語を直されることも。先生からは「(捨松と同じく英語のセリフがある)直美さんは本当に素晴らしい」と言われて、プレッシャーです。(笑)
12週で捨松は、りんと直美が学ぶ看護婦養成所の教師、バーンズ先生と対面します。看護とは何かを語り合う、動きがないシーンだったので、難しかったですね。英語監修の先生の顔色を窺いながら、頑張りました。
(『風、薫る』/(c)NHK)