変な食べ方をやめて、普通に食べなさい!

早く元気になってほしい一心のお母さんは、「普通に食べられるように」声かけをします。

拒食のお子さんには

「ねえ、一口だけでも食べて」

過食のお子さんには

「これ以上、食べるのはやめたら?」

お母さんは、しばらくはお子さんの食べ方を変えようと励まします。

でも、お子さんはまったく元に戻る気配がありません。

それどころか、状況は悪くなっているように見えます。

『わが子が摂食障害になったら読む本』(著:大橋とも 監修:松本功/ビジネス社)

「こっそりご飯を減らしている」

「菓子パンの空き袋がこんなに増えている」

「トイレで吐いているような跡がある」

ついにお母さんの我慢は限界を迎えます。今まで抑えていた分、強めの言葉をかけてしまいました。

「いい加減、変な食べ方をやめて、普通に食べなさい!」

「……」

「なんとか言いなさい!」

「うるさい! お母さんは何もわかってないくせに!」

子どもの絶叫、乱暴にドアを叩きつける音。取り残されたお母さんの頭のなかは「なんで、なんで」でいっぱいです。

<『わが子が摂食障害になったら読む本』より イラスト:しゅんぶん>