「今はただ、作品を通じてさまざまな経験をし、いろいろな人と出会いたいという気持ちが強いですね。」

今回、ドラマ『探偵・由利麟太郎』へ出演するにあたり、吉川晃司さんのバディー役というのが一番大きかったです。僕は吉川さん演じる由利を敬愛する、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助を演じています。学生時代にCOMPLEXさんなど吉川さんのパフォーマンスをずっと見てきたので、今回、お芝居でバディーを組めることには、これ以上ない魅力を感じましたね。

こう言うと営業妨害になるかもしれませんが(笑)、クールなイメージと違って、吉川さんはすごく気さくで、常に笑顔でいらっしゃるんですよ。現場で背中を見ていると、僕を含め、スタッフみんなが「細部までこだわってこの作品を作っていこう」という姿勢になりました。あの現場での空気感はさすがです。

あと、吉川さんは僕が現場に入るたびに、「淳、昨日の夜、何食べた?野菜とタンパク質は大事だぞ」と言って健康飲料をくれたりするので、僕は「お父さん」とか「お母さん」と呼んでいました、吉川さんのこと(笑)。役者としてもいろいろ教えていただいて。さすがにシンバルキックは見せてくれなかったですけど。(笑)