物語にのっかるほうがラク

それにもかかわらず、私たちは昔から、

「次はこれ」

「この年齢ならこうあるべき」

という人生のレールを、メディア、他人の言葉などから繰り返し刷り込まれてきました。

(写真提供:Photo AC)

それはある意味、そんな物語にのっかるほうが「ラク」だからです。次に何をすればいいかを、自分で考えなくて済むからです。

しかし、このレールから少しでも外れた瞬間、人は簡単に「自分はダメだ」「遅れている」と判断してしまいます。でもそれは、本当に事実でしょうか。

それは違います。この虚しさの理由は「レールから外れた」からではありません。

「自分で考えた生き方」ではないから虚しいと感じるのです。

その証拠に、「報われた」「積み上がった」という言葉が用いられていますよね。

これらは、受け身の言葉です。すべて外から与えられるものという前提になっています。

受け身のままでは、どれだけ形が整っていても、虚しさは消えません。そもそも自分の意志ではないからです。