必要なのは「再生産」じゃない

自分たちはもっとひどい仕打ちを受けてきたんだから、こんなことにも耐えられない若者は根性がないんだ。そんな風に思っているんじゃないでしょうか。

でも、ここで必要なのは「再生産」じゃなくて、自分がされて嫌だったことを後世に引き継がないこと。どこかで改善方向に舵を切らないと、負の遺産がいつまでも続いていっちゃう。

『嫌われおじさん 愛されおじさん』(著:佐伯ポインティ/亜紀書房)

たとえば、「パワハラ」も急に登場したわけじゃなくて、昔からあったものが「発見」されただけなんですよね。

どうしてそれが「発見」されたかというと、「そもそもどういう職場環境だと働きやすいんだっけ」という視点で見直されてきたから。逆に、自分がされてきたことをそのままコピーして後輩にやっちゃうと、劣化する一方。

コピーを繰り返したJPEGの画質がどんどん粗くなることを想像すると、イメージがしやすいかもしれません。