ゾンビ細胞

では、なぜ血管の中で炎症が起きてしまうのでしょうか? その犯人として、今、世界中の研究者が注目しているのが、「ゾンビ細胞(老化細胞)」です。

私たちの体の細胞は、分裂を繰り返して新しい細胞に入れ替わっています。しかし、何らかの原因でDNAが傷ついたり、分裂の限界を迎えたりすると、細胞は分裂を停止します。

『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(著:池谷敏郎/エクスナレッジ)

通常、役割を終えた細胞は「アポトーシス(細胞死)」といって、自ら死んで消滅するか、免疫細胞によって掃除されます。 ところが、中には「死ぬべきなのに死なない細胞」が現れます。

死なずに、その場に居座り続ける――これが「ゾンビ細胞」です。