(写真提供:Photo AC)
最近、鏡を見るたびに「なんとなく以前と違うな…」と、年齢による変化を感じはじめている方もいらっしゃるのではないでしょうか。血管の専門医である池谷医院院長・池谷敏郎先生は「体を劇的に変えるのは『毎日の食事と習慣』」と語ります。そこで今回は池谷先生の著書『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』より一部を抜粋し、「元気な心と若々しい体が手に入る、究極の若返りメソッド」をお届けします。

血管劣化の犯人 炎症を広げる「ゾンビ細胞」

近年、老化に対する考え方が劇的に変わりつつあり、最新の医学において、老化とは「体の中で起こる『慢性炎症』である」と定義されるようになってきました。

炎症といっても、転んで膝を擦りむいたときの「赤く腫れて痛い」というような急性の炎症とは少し違います。 体の中で、自覚症状もないまま、ボヤのようにジワジワと燃え続け、正常な細胞や組織を傷つけ続けること。これが「慢性炎症」です。

そして、この慢性炎症が起きやすく、かつ致命的なダメージを与える場所こそが、「血管」なのです。

血管の中で炎症が続くと、血管の壁は傷つき、厚く硬くなって動脈硬化が起こります。動脈硬化が進めば、血流が悪くなり、肌や髪に栄養が届かなくなる。その結果、見た目の老化が加速する……つまり、「老い」を止めたければ、体内の「火事(炎症)」を消し止めなければならないのです。