「缶サット甲子園」で優勝も
明治5年(1872)の学制の頒布により県学を廃して岡山小学を開き、さらに、岡山小学内に小学校教員取立学校を設け、師範学校設立の端緒を開いた。明治12年(1879)に師範学校内に和歌山中学校が開設された。これが桐蔭高校のルーツである。その後、尋常中学、和歌山第一中学などを経て、戦後、桐蔭高校に改称した。
校舎は和歌山城南側の丘陵地帯で、JR和歌山駅から南西に3キロ、和歌山城からは2キロといったところ。「文武両道」が校訓で、「改革と伝統」をめざしている。平成19年(2007)からは中高一貫コースも設けた。また、空き缶サイズの模擬人工衛星の技術を競う「缶サット甲子園」で優勝して話題になった。
2026年度入試では、東京大学に2名、京都大学に4名、大阪大学に8名、神戸大学に6名が合格した。
南方熊楠(博物学者)、小川琢治(地質学者。湯川秀樹の父)、野村吉三郎(海軍軍人、駐米大使)、井口貞夫(駐米大使)、西田修平(ロサンゼルスとベルリン五輪の棒高跳び銀メダリスト)、西本幸雄(プロ野球選手・監督)、津本陽(小説家)、仁坂吉伸(元和歌山県知事)、竹中平蔵(元総務相)、澤和樹(バイオリニスト)、伊藤明子(消費者庁長官)などが卒業生。旧制二中にあたるのは田辺高校、三中は新宮高校である。
※本稿は、『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで -』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。
『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで -』(著:八幡和郎/ワニブックス)
開成、灘だけじゃない!
地方の隠れた伝統校から躍進する首都圏進学校まで、難関大学へ圧倒的な合格者数を誇る高校の真の実力がこの1冊に。






