Q:第28回のラストで、草履を受け取り、明智光秀(要潤)を討つと兄弟で決心するシーンが印象的でしたが、どのようなお気持ちで演じられましたか?

秀吉と激しく言い合い、つかみ合いにもなるなかで、与一郎(大西利空)が草履を持ってきます。

この草履は、豊臣兄弟と信長をつなげた絆の象徴です。だから、このタイミングで草履が出てくるのはずるいなと思いましたし、本当に心が震えました。

信長様から草鞋をもらうシーンの撮影をしたのは1年も前ですが、信長様に仕え始め、初めて認めてもらえたときの気持ちや、そのときに見えていた景色が鮮明によみがえってきました。

何者でもなかった、ましてや農民から上がってきた2人にとって、「侍としてここにいていいんだ」と思えたきっかけが、この草履だったと思うんです。生涯にわたって家宝と呼べるような、兄弟の心の支えであり続けたものだと思います。

Q:第29回の見どころを教えてください。

やはり光秀と秀吉の対決です。信長様亡き後に始まった戦いが、いよいよ大きく動き出します。

光秀に対面した秀吉が、どんな言葉で、どんな思いをぶつけるのか。そして、それに対して光秀も、どうぶつけ返していくのか。本当にスリリングですし、長年の思いが交錯する瞬間ですので、非常に見応えある場面になっていると思います。