介護歴30年のプロ・藤原清明さんは「介護認定を受ける以前の『介護未満』の時期は、介護保険サービスを使えない。自力でなんとかしなければならず、さまざまな困りごとに直面する」と話します。「自立しているけどちょっと心配」な親の暮らしを、どのように守っていけば良いのでしょうか。そこで今回は藤原さんの著書『自宅で暮らしたい「介護未満」の親の支え方』より一部を抜粋し、親が自宅で安全・安心に過ごすためのヒントをご紹介します。
同じメガネをずっとかけている方、今の視力とフィットしている?
今は手軽にリーズナブルなメガネを作れる時代になりましたが、かつてメガネといえば高級品でした。その名残なのでしょうか? 一度作ったメガネを、ずっと使い続けている高齢者が多いのです。
しかし、老化による視力低下は必ず起きているはず。本人の自覚がないまま、見えづらくなっているかもしれません。
目がよく見えないと、テレビや映画鑑賞、読書がしんどくなったり、好きだったはずの手芸や編物から遠ざかったり、時刻表が読めなくなって外出がおっくうになったり……。こんなふうに、視力低下でさまざまな「楽しみ」が奪われるのは大問題。意欲低下や閉じこもりになると、認知症リスクも上がってしまいます。
ぜひ、定期的にメガネを作り直してください。
また、メガネを作り直すと同時に、眼科を受診しましょう。単純な老化現象で見えにくいのか、別の要因があるのか、検査しておくことが大切です。